北の学芸員

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<<   作成日時 : 2008/01/05 08:54   >>

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 大晦日の夜は夕食と片づけ、娘を寝かせて年越し蕎麦とあわただしいが、娘も甥も大きくなって手がかからず、早々に寝てくれたので、午後9時から11時過ぎまでは比較的ゆったりとした時間を得た。弟嫁がコブクロの歌を聴きたいということで、結果的に紅白歌合戦の後半戦を見ることになった。酒は岩田屋で買った八女市の「繁桝」の樽酒はあっという間に無くなったので、結婚した従妹夫妻が贈ってくれた酒(銘柄失念)を堪能。ちなみに義父へのプレゼントとA先生宅の新年会のお土産は久留米市田主丸「若竹屋」の純米酒。
 それにしても、紅白歌合戦(以下「紅白」)はひどい。NHKの(演出の)センスは最悪だし、中居正広が紅組の司会というのも変だし…。しかし、そんなことは誰もが思うことなので、いちいち言うまでもない。歌が上手いと思うのは、氷川清と天童よしみ(細川たかしは出場辞退)。コブクロとドリカムの熱唱も素晴らしかった。許せないのは、(前半戦でしたが)クールファイブのバックコーラスにムーディー勝山が出たこと。小林幸子の衣装も「もういいってみんな思ってるんだから、いい加減に気づけよ」という感じで悲惨だった。質の良い着物でしっかりと歌を聴かせて欲しいところである。
 以下、「紅白」の改善点について私見を書きます。まあ、どうでもいいことですので、聞き流してください。なお、前半戦はほとんど見ていないので、あくまでも後半戦を見て感じたことです。
 「紅白」の決定的欠陥は歌手の選考と選曲のコンセプトが不明瞭なこと。そのため、紅白で何をどう「対決」するのかほとんどわからないし、演出の拙さもあって、一人一人の歌を大事にしていない印象を受けてしまう。ムーディー勝山の出演など愚の骨頂である。ガクトの登場で突然大河ドラマを持ち出すのもつまらない。
 したがって、改善点の基本はただ一つ。トップバッターから「トリ」まで漫然と進行するのではなく、全体をいくつかのコーナーに分けて、「対決」というか「競演」のコンセプトを明確に打ち出すことである。このことに尽きるのではないか。歌手の選考と選曲もそのコンセプトに従って行われるべきだし、また、歌手の選考と選曲に従って、コーナーが決められる場合があってもよいだろう。その際、視聴者のリクエストも活用すべきである。
 コブクロとドリカムの「競演」は見事だったから、さらに拡大して、今年を代表する歌手と曲の「競演」を数組行ってもよいだろう。また、2007年に亡くなった阿久悠が作詞した曲をとりあげるなら、そのことをもっと前面に打ち出すべきだし、視聴者のリクエストを募集してもよい。もちろん、現在のピンクレディーが出てきて「UFO」を唄っても仕方がないが、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」があるなら、都はるみ出演というサプライズで「北の宿から」も欲しい。しかるべき歌い手がカバーしてもよい。大河ドラマをどうしても持ち出したいなら、「風林火山」と「篤姫」の「ご当地」の民謡対決と応援合戦もあってよい(個人的には大河ドラマを持ち出す必要はないと思いますが…)。
 以上はほんの一例。くり返しますが、「対決」なり「競演」なりのコンセプトを明確にしてコーナーを分け、一人一人の歌手と曲を大事にした過不足のない演出に徹底すること、このことに尽きると思います。また、全体の時間ももう少し短くした方がよいかもしれない。以前は午後7時からTBS系のレコード大賞で、午後9時からNHKの「紅白」という流れだった。…まあ、大晦日に「紅白」を見るよりも、実家で家族を過ごすなら、テレビを消して酒を飲みつつ談笑したり、一人なら、映画を観たり、音楽を聴いたり、本を読んだりする方がよほど豊かな感じがします。まあ、どうてもよいことですけれど。

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